国際コミュニケーション専攻

主要科目の特長

行動科学の統計学

このコースでは、コミュニケーション学、心理学、教育学などいわゆる行動科学と呼ばれる分野で扱う数量的データの処理方法について学ぶ。特に行動科学の統計学では2変数間の関係を探る単変量解析を中心に学習する。数量的データの解析には必然的に統計学の知見が必要とされるが、数学的な解説や計算は最低限に抑え、むしろ統計学的考え方の理解に主眼を置いて講義を進める。したがって、数学にあまり自信のない学生でも十分に対応できると考えている。また、理論的背景の理解とともに、統計ソフトSPSSの使用法も学び、数量的データから情報を読み解く統計処理の実践的な技術を身につける。

国際コミュニケーション特講

本コースは、異文化トレーニングの種類や手法を学んで体験し、ファシリテータ(トレーニング運営者)の役割を務めるための基本的な知識やスキルを身につけることを目的とする。ビジネス組織においても、教育現場においても人材育成・教育に関心のある学生に向けたカリキュラム構成とした。
 異文化トレーニングは個人が自分の文化の境界を越えて他の文化の人と円滑にコミュニケーションを行う能力を養うための教育および研修プログラムである。グローバル化の進展と共に、教育、ビジネス、国際交流などさまざまな現場では益々必要とされている。
 本コースでは、異文化トレーニングにおける基本的な理論を学び、多様な手法や、その導入方法、さらに導入にあたっての留意点などを学んでいく。さらにシミュレーションなどの体験学習を実施したり、事例やカルチャーアシミレータなどを作成したりして学びの実践を行う。