学部の特徴

外国語教育

英語で考え協働する力を身につける

国際政治経済学部では、英語を論理的に考える力、英語を使って協働する力を身につけ、グローバルな課題を解決するための人材育成を目指しています。全クラス20人以下で、授業の多くが英語で行われています。また、入学時のTOEIC学内試験の結果をふまえた能力別のきめの細やかな授業を行っています。

充実した外国語教育:4年間にわたるきめ細かい授業

国際政治経済学部では国際コミュニケーション能力の向上を図るために、国際問題や時事問題といった題材を通じて、Listening(聴解力)、Speaking(口頭表現力)、Reading(読解力)、Writing(作文能力)の総合的な開発を目指した外国語教育を展開しています。

国際政治経済学部の外国語教育は、英語とそれ以外の外国語(フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、ロシア語、韓国語)の教育から成り、入学から卒業までの4年間にわたって行われています。学生は英語圏だけでなく広い国際視野を持つために、英語以外の外国語からひとつの外国語を選択して、言語運用能力を養うと同時に、文化も学びます。英語教育においては、オーラル・コミュニケーション科目に重点を置いた教育が行われ、授業の多くが英語で行われています。入学時に全新入生に対してテスト(ITP、TOEFLの模擬試験)を実施し、能力別のクラスできめ細かい授業を行っています。英語教育は、English Communicationの各コースとReading、Writingに分かれます。

専門科目を英語で学ぶGlobal Studies Program(GSP)を開設

卒業要件132単位の1/3 ~半数を英語で学ぶプログラムです。
修得単位数に応じてSilver Course、Gold Course※として修了証が授与されます。英語により行われる専門科目のほか、協定校留学、短期海外研修で修得した単位等が対象となります。
※Silver Courseは40単位以上、Gold Courseは66単位以上が修了要件です。

グローバル・スタディーズ・プログラム(GSP)選択者インタビュー

留学先で実践できる英語力

国際政治学科
グローバル・ガバナンス コース 4年
包國 遥太 さん……KANEKUNI, Yohta

GSPは卒業単位の半分、もしくは3分の1を英語講義で修得するプログラムです。私は留学先での授業についていけるように英語講義をとることを決めていました。英語講義ではレクチャーから資料、レポートやプレゼンテーションまですべて英語で行われるので、最初は難しい部分もありましたが、その分英語力が大いに向上したと感じています。わからない単語などがあれば調べたり先生に質問したりしながら、英語で専門科目を学べたことは留学にも役立ちました。日本人の先生であれば、授業後であれば日本語で質問することもできましたし、海外の先生も質問には丁寧に回答していただきました。ですので、英語が得意ではないなと感じている人でも英語力を伸ばしていきたいという意志さえあれば問題ないと思います。留学先で特に役立ったと感じたのは、英語でレポートを書く経験です。レポートの流れや様式、どのような文章を書くかということをあらかじめ知っていたことで、留学先でも大きく困らずにレポート作成に取り掛かることができました。留学をする人もしない人もGSPと英語講義に挑戦して英語力を磨いてみてはいかがでしょうか。

世界を舞台に活躍する人材を育てる

卒業まで続く英語の学び

English for Juniors and Seniorsについて

本学部では、「3年生、4年生が履修できる英語のスキルを上達させる科目を開講して欲しい」という学生の声に応えて、「English for Juniors and Seniors」というプログラムを開講しています。近い将来社会に出て行く3年生、4年生が履修する授業であることに鑑み、学生の研究に資する能力、社会に出ても有用なものとして残る能力の獲得・向上に焦点を当てる科目を提供しています。

≪VOICE≫ 授業担当教員の声

デンマーク・オーフス大学(Aarhus University)とのCOIL型教育を活用した協働学習から学ぶプレゼンテーション能力と異文化理解の向上

科目名: Academic Presentation Skills
勝又 恵理子 教授 KATSUMATA, Eriko



 多様な文化が共存する社会になり、様々な文化背景を持つ人の前で英語プレゼンテー
ションをする機会が増えています。本コースでは、国際的な社会で役立つ実践的な英語によ
るプレゼンテーション能力を向上させること、そして質疑応答を通して英語でのディスカッ
ション能力を養うことを目標としています。
 その一例として、デンマークのオーフス大学とCollaborative Online International
Learning (COIL)型教育の一環として非同期・同期型交流を通じて、自国の文化や社会問題
についてのディスカッションを行います。本学部生はデンマーク文化について英語で発表、
オーフス大学生は日本の社会問題を日本語で発表することで、グローバル教育を実践し、実
体験としての学びに繋げることができます。

第二外国語を通して拓くグローバルな視野

第二外国語について

広く国際的な視野を育てるために、英語以外の外国語として、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、ロシア語、韓国語からひとつを選択して学習します。
言語運用能力を養うだけでなく、異文化理解を深めるために、各言語の文化について学ぶ授業もあります。
どの言語も1年時には未修の学生がほとんどですが、中には2年次または3年次から、その言語を使用する国へ交換留学できるほど上達する学生もいます。

≪VOICE≫ 授業担当教員の声

外国語文献を大量に読みこなし、外国語に体を馴染ませる。

科目名:中国語文献精読Ⅰ
橋本 秀美 教授 HASHIMOTO, Hidemi


 本学部では、第二外国語は6単位が必修とされていますが、それだけでは実用に堪えるレベルには至りません。現在では、字幕を伴った外国語動画がネット上に大量に存在し、無料で簡単に視聴できますから、6単位履修した基礎の上に、会話能力を高めていくことは容易です。しかし、文章語の場合は、字幕やフリガナを付けて分かり易くするという方法が無く、大体分かる気がしても、実は十分に出来ていない、ということになりがちです。この授業では、現在の自動翻訳では十分正確に翻訳されない文章を大量に読んでもらっています。段落ごとに読解のポイントを解説して、中国語の文書の作られ方を体得してもらうよう心掛けています。山登りのようなもので、ガイドについてもらって難所を乗り越える経験を繰り返せば、後は一人でも登っていけるようになります。