SIPECジャーナル

【インタビュー】青山祭を訪れた留学生の感想は?①

2017.12.10
その他

11月3日から5日にかけて青山キャンパスで行われた青山祭。多くの学生がパフォーマンスや出店をしたり、トークライブやミスコン・ミスターコンを見て思い思いに楽しんでいました。もちろんその中には留学生の姿も。異国の学園祭を見た彼らはどんな感想を持ったのでしょうか。本学の留学生3人へのインタビューを通じてみていきます。

青山学院大学祭を訪れた留学生インタビュー(1)

取材:ユン・ジウォン(国際コミュニケーション、1年)

対象:ダニエル・シンガー(アメリカ、交換)

   こんにちは。簡単な自己紹介お願いします。

こんにちは。私は国際政治学科の三年生のダニエル・シンガーです。アメリカのワシントン大学と青山学院大学の交換留学プログラムで青学に来ました。こちらでは主に応用言語学と日本語を勉強しています。

   青祭で一番印象的だった事はなんですか?

屋台の種類が多様で、食べ物に関して選択肢が多くて良かったです。そして全部美味しかったですね。特に台風の焼きそばや韓国のヤンニョムチキンが一番美味しかったです。

   なぜ青祭に参加するようになりましたか?

私は現在AJS(Aoyama Jams Session)というバンドサークルに所属していますが、ちょうどサークル内で青祭のためのバンドを組む機会がありました。バンドの中には洋楽をやりたい人々がいて彼らから青祭に出てみないかと勧められ、出てみたらとても楽しかったです。

   サークル活動をしながら大変なことが色々あったと思いますが、何が一番大変でしたか?

正直に毎回毎回とても楽しかったので、大変なことはなかったのです。練習している時はみんなで盛り上がりました。そして私の日本語が間違えたりしても皆優しく教えてくれましたので落ち着いて練習を楽しめました。

   本国の大学では大学祭に行ったことがありますか?

私の大学では大学祭というものが特になくて、フットボールの試合やゲームなどサークルのメインイベントが主催することぐらいしかないですね。

   それでは青学でちょっと足りないと思ったところはありますか?

本当に楽しかったので、特に指摘するところはないですが、人が多いことへの対応があまりなかったことが残念でした。来訪者は多いですがそれに比べて青学は狭いですからね。

   来年青学でやってほしいこととかありますか?

特に思いつきません。校内にセンターステージがあり、色々なサークルがそこでパフォーマンスできるということが印象的でした。また、お化け屋敷もあるなど楽しむところが色々あって良かったです。

   なぜ日本で勉強しようと思いましたか?

前、日本に長年住んだり、何回か来たりしたこともあります。子供の頃から日本の中高を通いたいと思っていました。大学に入ったら、日本で勉強できるプログラムがあることをわかって、応募しました。 そして、友達が日本の大学に通っていたのでずっと憧れていました。

   ではお友達の影響が大きかったのですか?

ええ、そうですね。でも、シアトルには日本に触れる機会が本当に多く、そのおかげでいつか日本に行ってみたいと漠然と思っていました。特に15歳の時2週間日本旅行をした時からさらに好きになりました。先に横須賀で就職し、仕事を辞めてから大学の日本留学プログラムを利用したくなりました。

   やはり日本で仕事することと日本で勉強することって全く違いますか?

はい、全然違いますよ。そもそも米軍として就職していたので日本で仕事をしているという感覚はありませんでした。日本の学生は大学入学のために皆必死になって勉強するが、学校に入ってからはのんびりしている感じがしました。アメリカの大学の場合、入学は割と簡単なのですが、卒業のために頑張って勉強をします。

   なぜ青山学院大学で勉強したいと思いましたか?

青学の場合は特にJLPT(日本語能力試験)の資格が求められなかったので挑戦してみたいと思いました。

   日本語で一番好きな表現があったら教えてください。

「ナンクルナイサ」という沖縄弁です。心配することなくのんびりしているように気にしないでという意味です。私が東京に来てこそ、この言葉をすごく感じました。前横須賀で住んでいた時は田舎だったので、あまり感じていなかったのですが、東京では毎日通勤と帰宅ラッシュに囲まれて、焦ったりしますね。それで「皆焦らずもうちょっとのんびりすればいいのに」という気持ちで一番好きな言葉です。