SIPECジャーナル

2018年7月7日の活動

2018.07.10
ジャーナリズム

一年に一度だけ逢瀬を許された二人、織姫と彦星。そんな記念すべき日のはずが、西日本では記録的な豪雨が人々を襲いました。7/9現在、死者は100人に迫ろうとしています。被害に遭われた方の一日も早い回復を祈っております。

さて、今回の活動を報告していきます。

午前の部では1週間のニュースをクイズ形式で整理したあと、8月の沖縄での夏季合宿に向け、沖縄戦について事前学習を行いました。

午後の部では、作文添削を行いました。

午前の部恒例のワークである「ニュースレビュー」では、先週扱ったテーマが多く出題され、部員たちの記憶力が試されました。

長崎と天草地方の潜伏キリシタンの集落などが世界文化遺産に登録されたニュースでは、「10年前はもっと少なかった」「こんなに多いと世界遺産の価値が下がるのでは」と世界遺産の増加を懸念する声も上がりました。今回の登録で国内の世界遺産は22件です。

午前の部後半は、沖縄戦の惨状について学びました。多くの民間人が戦争に巻き込まれた沖縄戦。戦争経験者の証言ビデオやネットの文献から見えてきた当時の様子に、息を呑みました。

午後の部の作文テーマは「日本の未来、世界の未来、そして私」。前代未聞の長いテーマ。多くの部員が寝不足気味で原稿を持ってきました。前年度まで講師を務めてくださった朝日新聞社の現役記者、市川さんに添削していただきました。

世界や日本といった大きな枠組みに、「私」がどう関わっているのか。どんなアクションを起こしたのか。作文執筆では、毎週出される問いに、各々の経験、感性で800字の思いを綴ります。今回は、移民への寛容さ、日本の農業、格差、外国語学習などの作文が出てきました。





一年生の作文は、まだ書き慣れていないこともあって、論点からずれてしまったり、同じ内容を何度も書いてしまったりすることがありますが、今回は少なく、着実に作文の技術が身に付いているように感じました。

土曜日という貴重な一日を使って、みんなで集まり、勉強する。その効果はもう現れているようでした。