SIPECジャーナル

夏休みの海外旅行体験記

2018.08.14
ジャーナリズム

試験も終わり、夏休みが始まりましたね。

夏休みに海外旅行に行かれる方も多いのではないでしょうか。


今回は夏休みの海外旅行体験記を書かせて頂きます。「旅行に行きたいけど旅行先がまだ決まっていない」という方は是非参考にしてみて下さい。


去年の夏休みに、ニュージーランドの首都オークランドでCIEEの3週間の海外ボランティアプログラムに参加した、国際経済学科2年の加瀬 碧さんにお話を伺いました。


プログラムは、現地の家庭にホームステイをしながら、ホームステイ先の近所の幼稚園で先生のサポートをする、というものです。子供たちを寝かせるのを手伝ったり、ご飯を配ったりしていました。ニュージーランドの幼稚園は子供の自主性を重んじていて基本的には園児を自由に遊ばせます。自分の好きなおもちゃを家から持ってきて皆の前で紹介する、という授業があり、協調性を育てることを大事にしている日本の幼稚園との違いを感じました。園児たちは「Midori!」と呼んで友達のように接してくれ、最後に幼稚園の先生から、手紙と園児からのメッセージカードを貰った時はとても嬉しかったです。

平日は幼稚園が終わると、ホームステイ先の子供と遊んだりして過ごし、休日にはオークランド市内を観光しました。スカイタワーや海辺に行ったり、オークランドの街の通りで洋服を見たり、お土産を買ったり、ととても楽しんでいました。オークランドは電車の便が良く、1人で電車に乗って市内の観光地へ行くことができます。また、ホストファミリーと一緒に、以前噴火したことで有名な火山にも登ったりもしました。

日本との文化的な違いも多くありました。ニュージーランドの人はYesかNoかを日本と違ってはっきりさせたがります。その文化の違いは理解していたのに、英語力不足で自分の意見をはっきり伝えられなかったことがありました。ホストファミリーに「Yes なのかNoなのかはっきり答えて」と言われ、ショックでしたね。

また、中国系、フィリピン系など移民の人が多く、それぞれ訛りの入った英語を話していて、他の英語圏に行ってもなかなか聞くことのできない、貴重な経験になりました。移民が多く、それぞれ文化は違うのに皆で共生しているニュージーランドはすごいな、と感じました。


次にこのプログラムに参加したきっかけを話させて頂きます。大学に入ったら留学をしてみたいなあ、と思っていたのですが、長期の留学に行くなら、行く前にホームステイに行きたい、と思い、このプログラムに参加しました。FOC(国際政治経済学部入学時のフレッシュマンオリエンテーションキャンプ)でCIEEの海外ボランティアの説明を聞いて、学校で単位認定をしてもらえる、ということもあり、参加を決めました。母親が中国人で、小さい頃に香港に住んでいたこともあり、外国に興味を持ち、中国以外の国も知りたい、と思うようになりました。中学生から学び始めた英語に魅力を感じ、絶対に国際系の学部に入りたい、と思い、青山学院大学の国際政治経済学部に入り、今に至ります。在学中に更に英語を上達させて将来は英語を使う仕事に就きたいです。英語をペラペラに話せるようになってニュージーランドのホストファミリーにもう一度会いに行くことが今の自分の目標です。


ニュージーランドは移民が多く、色々な訛りの英語を聞くこともでき、多様な文化を感じられるところです。自然豊かで街にはお店が充実しているので、自然が好きでショッピングがしたい人にはおすすめです。是非皆さんニュージーランドに行ってみて下さい。

(オークランドの写真 加瀬さん撮影)

(文責 :ジャーナリズム指導室)