SIPECジャーナル

学生団体AIESEC(アイセック)の紹介

2016.12.12
ジャーナリズム

本日は青山学院大学に数多くある学生団体のうちの1つ、

AIESEC (Association Internationale des Étudiants en Sciences Économiques et Commerciales/アイセック)

についてご紹介したいと思います!

皆さんはアイセックという団体をご存知でしょうか。

アイセックとは、Peace & Fulfillment of Humankind's Potential(平和で人々の可能性が最大限発揮された社会)のビジョンを掲げ、共創的なグローバルリーダーの輩出を行っている世界最大の学生団体です。

海外インターンシップを通じ、環境から人権問題まで幅広く社会課題に取り組むことで、「未来を創る力」を養う場となっています。126の国と地域、日本には25大学に支部を持っており、1948年の設立以来100万人以上のメンバーが社会課題の解決を目標とし活動してきました。

具体的にどういった活動を行っているのでしょうか。アイセック青山学院大学委員会委員長の小西遼太郎さん(国際経済学科 3年生)にお話を聞いてきました!

今現在青山学院大学アイセックには60人所属しており、週に1度のペースで活動しています。グローバルな活動を行っているということもあり、メンバーの6割ほどが国際政治経済学部の学生です。

アイセックには主に2つの部署があります。1つ目は日本国内の学生に対し海外の企業・NGO団体でのインターンシップを提供する「送り出し事業」。もう1つは、海外の学生が日本国内の企業・団体でインターンシップをする支援を行う「受け入れ事業」です。

「送り出し事業」では、どのようなインターンにしたいかを考え、それを実現するためにはどの企業・団体と協力するか。誰に連絡をとり、どういった手続きが必要かまで構想し実行しています。最近は渋谷区役所のダイバーシティ推進部門とパートナーシップ協定を組み、LGBTに関連するインターンシップ創りをしているのだとか。このように学生同士だけでなく、企業や団体と共に考える機会も多くあるそうです。

メンバーが創った海外インターンシップに自身が参加した事で、アイセックへの思いが強くなったと語る小西さん。(昨年LIFEで取り上げたので、ぜひご覧ください!

そんな彼を更に動かしたのは、夏に参加したポーランドでの国際会議でした。126カ国のアイセック代表メンバー800人が一度に集まり、今後の方針、社会課題、リーダーシップについて話し合う場です。

育ってきた環境、持っている価値観が全く違う人が一度に集まるこの場で、気づいた事が1つ。それは、「 『人』 を表すのは国籍や人種ではなく、その人が持つ夢、目標、そして志である」ということです。

役職に就いてからは仕事の量も質も違い、毎日が本当に大変だったそう。その中で自分とは全く違うバックグラウンドを持った人々が、1つの同じ目標を持ち、困難の中で頑張っていることを知ることができたのは大きな収穫でした。

「今後はあらゆる国籍や人種、年代の人々が、生き生きと生活できるような社会づくりに貢献したい」

青学アイセックでの活動を通して生まれたこの思い。実現すべく、来年からはアイセック・ジャパンの受け入れ事業統括になる事を決めました。

社会問題の解決、海外学生の人生を変える事のできる組織作り、同じ国際政治経済学部の学生として是非頑張ってもらいたいです!

(写真、文責:ジャーナリズム指導室 竹内友子)