SIPECジャーナル

2017年度 合宿

2017.10.03
外交・国際公務

夏季休暇中の9月11日(月)~13日(水)に、静岡県伊東市ルネッサ城ケ崎にて、外交・国際公務指導室の合宿を行いました。


主なイベントは「各分科会による発表」と


今回初の試みとなる「外交ロールプレイングゲーム」の2つでした。


分科会発表は『アメリカ外交』、『国内政治』、『教育開発』、『経済』の4分野についてプレゼンテーションとディスカッションを行いました


馴染みのない分野のディスカッションに苦戦する室員も見受けられましたが、今まで所属していた分科会の内容以外にも触れられる良い機会になったと思います。


「外交ロールプレイングゲーム」とは外交をテーマにした戦略シミュレーションであり、今回の合宿では室員が各国の代表として運営側の作り出した国際情勢を分析し、外交交渉を通じて自国にとって最も良い国際情勢を作っていく、という内容でした。


このゲームでは、複雑な国際社会の中で自国の国益をどう定義し、その最大化のためにどう動くか、また、外交交渉のカードをいつ切るか、といった判断が非常に重要でした。


たったひとつの判断が途方もない国益を生むことも、自国を窮地に陥らせることもあり得る、まさに現実に行われている外交政策の難しさを体験できるゲームであるといえます。


また、外交ロールプレイングゲームを初めて経験した室員からは、「教科書や学術書通りにはいかないことを実感した」、「同時に多くの問題に対処していかなければならず、常に多方面の情勢に留意しなければならなかった」などの声が上がりました。

今回の合宿を通して共に学び、結束を強めた指導室員と共に、後期も各々の目標に向けて一歩ずつ確実に進んでいきたいと思います。


榊原美咲(2017年度同窓会担当)