
SIPECジャーナル
著 者 :左近 豊
出版社:日本基督教団出版局
出版年月日:2018年8月25日
総ページ数:136ページ
☆著者・左近豊先生からのコメント☆
キリスト教のみならずユダヤ教やイスラム教にとっても大事な書物である(旧約)聖書。その中に紀元前7~6世紀にかけて活躍したエレミヤという預言者の言葉があります。「バビロン捕囚」による古代イスラエルの都市やコミュニティーの崩壊前後に語られた言説が、現代の都市・共同体崩壊(広島・長崎、アウシュヴィッツ、そして東日本大震災など)後を生きる私たちにも問いや示唆を与えます。不条理と破れにのたうちまわりながら、安直な救いを拒絶し、崩壊後を生き延びる言葉を紡いだエレミヤについてコンパクトにまとめた一冊です。