
SIPECジャーナル
11月24日、晴れ渡る空の下、高尾山に行ってきました。
登りは稲荷山ルートを使用しました。黄や赤に色づき始めた木々。青い空。空気がピンと澄んでいて、いつもより色鮮やかでした。道に横たわる木。それをくぐったり、またいだり。
途中、うっそうとした草木の間を、サツキとメイになった気分で通ります。通り抜けて広い原っぱに出ると......。残念ながらトトロには会えませんでした。私が育ちすぎたのでしょうか。
三連休中日ということもあり、山頂は非常に混雑していました。行列に並んで、買ったそば。冷え切った体に、温かさが広がり、幸せな気持ちになりました。
帰りは水辺を歩く6号路を使いました。飛び石の上からみる景色は、うっそうと細い木々が立ち並んでいて、何かと会えそうな、神聖な感じがしました。
山頂から降りていくに従って、変わっていく川の流れの音。鳥のさえずり。無言で、川の音に耳をすますことをおすすめします。
最後に高尾まんじゅうを食べました。蒸し器から出されたばかりのほかほかのおまんじゅう。かじかんだ手のこわばりを優しく溶かしてくれました。
文責 山本真菜実