SIPECジャーナル
外交・国際公務指導室ってなあに?
本学部には、2つの指導室「外交・国際公務指導室」と「ジャーナリズム指導室」があります。これらに所属する学生は、ふだんの授業に加え、課外活動として日々勉強に励んでいます。
本日は「外交・国際公務指導室」を紹介します!
国際政治経済学部が誕生した1982年に、外交・国際公務指導室が開設されました。
外交官や、国際機関職員を目指す学生が集まる団体です。50名の学生が所属し、毎週土曜日に集まります。
これまでも、外務省、UNHCR(国際連合難民高等弁務官事務所)、JICA(国際協力機構)など、世界を舞台に活躍する卒業生を多く輩出してきました。
外交・国際公務指導室の学生は朝早くから、夜遅くまで勉強に励んでいるようです。いったいどんな勉強をしているのでしょうか。代表を務める国際政治学科3年 遠山彩花さんに聞きました!
今年度は「人の移動」というテーマをたて、研究を続けてきたそう。慶応大学と東京大学を含む「三大学合同ディスカッション」にて研究発表をしたり、本学部に論文を提出したり、評価を得てきました。
一般の方々にアウトプットする場として、今年10月の青山祭では学生による、プレゼンテーションがありました。
昨年から話題になることが多くなった「難民問題」に関して、政治・国際法・経済の3つの視点から、分かりやすく来場者に発表しました。
足を運んだのは本学部の学生だけではなく、これから大学受験を迎える高校生やご年配の方も。約300人もの人が訪れました。
国際法の分野では判例を用いて、マイノリティの立場におかれた難民について発表していたのが印象に残っています。
統計分析を使って発表した経済の分科会では、移民とGDPの関係を導きだしていました。
遠山さんは振り返ります。
「この発表会を通して外部からの評価を得られて良かったです。活動周知にもつながりました」。
今後はどう伝えていくか意識して発表することが課題。
外部にアウトプットする場を増やし、外交官・国際公務員になれる力を試したいと目標を語ってくれました。
切磋琢磨し合う本学部の「外交・国際公務指導室」。今後の活動も楽しみですね。
(写真:平山・鈴木 文責:ジャーナリズム指導室 平山桃子)