
システムエンジニア
三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社 米州システム部
白木 見佳さん
私は、大学時代に1年間休学してアメリカのエンターテインメント業界でインターンを経験。そこで日本文化や日本の商品に対する賞賛の声を聞き、海外の人の日本への関心の高さに驚いて「日本の文化や魅力を世界中に発信する仕事がしたい」と思うようになりました。そこで自分が好きで興味があるファッションや雑貨の業界の中で海外に目を向けている会社に的を絞って就職活動をし、ビームスに就職しました。
現部署の海外事業支援部は、海外店舗の運営を担う部署で私は入社2年目から所属しています。海外店舗の売り上げアップはもちろんですが、目下最も注力しているのがブランドの知名度を上げることです。現在台湾、香港、中国、タイなど、アジアで10店舗展開していますが、ファッション感度の高い方だけではなく、更に多くの人々に広くビームスの魅力や世界観を知って頂く為に、海外店舗に対するさまざまな支援を行なっています。
半年に1回ある新シーズンの商品が出る際には、各国のパートナーを呼んで、シーズンテーマや商品紹介を目的とした内覧会を開催しています。そこで各レーベルのディレクター陣やデザイナーたちが直接、商品で表現していることや伝えたいことなどを説明しますが、その際は海外事業支援部のメンバーが通訳を担当します。各ディレクターが商品に込めた想いや熱量をできるだけそのまま、分かりやすく英語にして伝えなければならないのでとても責任があり緊張もしますが、この内覧会が成功しなければパートナーだけでなく、現地のお客さまへも魅力が伝わらなくなってしまうので、プレッシャーはありますが大きなやりがいも感じています。
このほかイベントの際にはノベルティをつくったり、集客を図るためにポイント制を導入するなど、現地スタッフが考えたアイデアを本社のPR部署などと擦り合わせてサポートすることを通じて、既存店舗との良好な関係の構築に努めています。
海外事業支援部に配属されて1年程経った頃、初めての香港出張に行かせてもらいました。店舗のレイアウト変更の指示出しやマネキンのコーディネート指導など、主な目的は店舗の視察になりますが、現地のニーズを聞き出すことも大切な仕事です。私は初めて会う人とも気軽に話すことができるので、いろいろなスタッフとコミュニケーションをとることに心を砕きました。
日本では子供服から紳士服・生活雑貨まで幅広いラインナップがあるビームスですが、海外では核となるカジュアルレーベルを中心に商品展開をしています。そこで現地の若者のライフスタイルを知るために、23歳の男性スタッフに日本の渋谷や原宿のような街を教えてもらい出かけたりもしました。出張の終わりには先輩から「初めての出張なのに自分よりも積極的にスタッフとコミュニケーションを取ってくれてとても助かった。」と言われて、経験が浅くても役に立てるのだと非常に嬉しく感じました。
私はいつかさまざまな国での新店舗出店に関わりたいと考えています。そのためには今ある海外店舗の発展が鍵を握っています。会社の方向性を左右する重要な仕事に携わっていることへの充実感に加え、「成功しなければ!」というプレッシャーもありますが、それが仕事の面白味さにもつながっています。
午前中は海外の取引先や他部署からのメールをチェック
週1回の頻度で、部内ミーティング
同期や部署の人とランチ
内覧会用の資料作成や商品のチェックなど
海外店舗で開催するイベント企画について、PRチームとミーティング
現地スタッフに配信する店舗レイアウト指示書などの英訳をする
店舗スタッフ時代に先輩からもらったノート
海外事業支援部に行くことを応援してくれた先輩から、壮行品としてもらったノートです。目にすれば「頑張ろう」と思えるので、打ち合わせをはじめ、いろいろなことを書き込み、大切に使っています。
ビームスの場合、新入社員はほぼ店舗スタッフからキャリアをスタートさせる。海外事業支援部に所属するためには、不定期にかかる社内公募に受からなければならない。村野さん曰く「"いつか海外事業支援部で働きたい"と常日頃から口にしていると周りからも応援してもらえる」。また社風としてビームスは「自分が自信を持って魅力を語れる趣味などを持つとフィットするかも」とのこと。
2014年国際コミュニケーション学科卒業、同年同社入社。大学4年次に1年間休学。アメリカのウォルト・ディズニー・ワールドでインターンを経験。日本人キャストメンバーとしてギフトショップで働き、「日本を発信する」ことに目覚める。入社後は、二子玉川の店舗で販売スタッフを1年半経験。2年目に現在の部署の公募があり応募して、現在の部署に異動。